2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧
その口調やめてくれって真夜中の職務質問みたいでイヤだ (ふしょー) ゆれる海あなたのなまえ以外なら何を質問してもいいこと (坂本樹) 質問の五個に一個は曖昧にきちんと答えなくていいから (磯野カヅオ)
白色度五割を切った僕たちの命をすぐに漂白しなきゃ (ふしょー)
僕たちの秘密を知ってるあのホテル火を付けたくて堪らないんだ (稚春) 朝食のスクランブルエッグを遠慮したことを後悔したホテル (磯野カヅオ) ホテルよりバーでぐだぐだしていたい人前でただ抱きつきたいの (佐原 岬) 青山のホテルの窓に映る灯がとろりと…
連名で打った祝電の代金を払わなかったかもしれない (磯野カヅオ) 誕生日だからと言ってお祝いの言葉をくれる人は少ない (フィジー)
裏道へ裏道へと行きそうでもう少し寝たほうがいいかと家へ帰る (zoe)
社会からはみだしたまま固まって踏まれ続ける梅雨の晴れ間も (新井蜜) この社会の不条理に耐えられないと書き込みしひと 無事おわするや (本田鈴雨)
どようびは花柄模様の傘を差すモネの絵葉書出すために差す (行方祐美) 新宿は陽炎にみな融かされて牛の模様の君を見送る (此花壱悟)
神話にも残らないほど無視された神様だって居たはずだから (ふしょー)
ベッドから足をぶらぶらさせている鼻先の蜘蛛の真似をしている (此花壱悟) スケールの大きな夢にピクついて少しベッドが軋むのも好き (駒沢直) 降りそそぎベッドに積もる黄金のコインの雨になって会いたい (新井蜜)
瞳孔の周りの茶色が澄んでいるそれだけでもう抱き締められたい (稚春) くちびるの渇きでないと分かりつつ零時を過ぎて緑茶を買いに (磯野カヅオ)
真っ白なページが不意に現れる世界の終わりはこんなところに (稚春) 終末の一夜を狂う茜さすピンクフロイド桃色遊戯 (新井蜜)
毎朝の女性専用車両から回収してる2トンのためいき 浩一とおやつに食べたマシュマロで身籠ったこと内緒にしてて 教壇の下に隠したカプセルに籠って歌詠む浩一が好き 浩一は練馬に空がないと言うドームに星が描いてあるのに ゴミ箱に捨てたわたしの綿棒を証…
涙ぐみ黒いビロード頬にあて屋根から落ちたからすのひなの
晴れた日の午後の二時前強すぎる日差しにわたしはとまどっている
今から追っかけます。
始まればあなたの顔は見たくない降りそうな空の下をお散歩